■第二新卒におけるコンサル業界の難易度
新卒の就活市場においてはコンサルは一定の優秀な学生たちの中では総合商社や外資系金融と並んで人気業界であり、倍率が100倍を超えるような年もざらにある。
しかし、第二新卒市場はどうだろうか?
結論から言ってしまうと、実は第二新卒市場の方が応募倍率は大幅に下がるので、新卒市場と比べると内定は取りやすいのだ。
第二新卒市場の応募倍率が新卒時と比べて下がる理由は色々と考えられる。
・「住めば都」ではないが、新卒時にコンサルを目指していた学生も他業界に就職した結果、わざわざコンサルに転職する理由が見つからなくなる。
・新卒の就活と異なり、周囲はそれなりに仕事をし、遊んでいるので、社会人生活を謳歌している側で孤軍奮闘してまで転職活動をしようと思わない。
などなど。
■試験形態
新卒時に残念ながらコンサル業界から内定を取れなかった人にとっては、第二新卒時の就活試験形態はさらなる朗報がいくつもある。
1)GD(グループディスカッション)
まず、GD(グループディスカッション)が無いのだ!
GDが苦手という人は意外に多いのではないだろうか?(かくいう筆者も当時はGDが非常に苦手であった・・・。)
牽制し合いながら妙な雰囲気で進行していく討議。誰が討議をファシリテートするのか。結論が固まりつつある中で突如投げ込まれる反論・・などなど。個人ではコントロール仕切れない要素が多分に絡んでくるため、人によっては力を十分に発揮しきれないということも往々にしてあるのがGDだ。
しかし!もう一度言おう。第二新卒の試験においてはGDが無い!!
これはもう、GDが苦手な人にとっては又と無いチャンスだと思っていただきたい。なぜならば、自分の考えをあらかじめしっかりと整理しておき、理路整然と語ることさえできれば、試験を突破できる可能性が高くなるからだ。
(フェルミ推定やケース問題は当然別途準備が必要になる。)
2)キャリアエージェントの存在
新卒の時には意識したことがなかったと思うが、第二新卒やキャリア採用においてはキャリアエージェントを活用し、情報収集はもちろん、内定が取れた後の給与を含む条件面の交渉などを任せるのが一般的だ。
そこで非常に重要になってくるのが、優秀なエージェントと組んで転職活動を進めることだ。(私が特にオススメするエージェントについては、また別途記事を割いて記載したいと思う。)
ただし、コンサル業界を担当しているエージェントには優秀な人が概して多いので、よっぽどハズレを引いてしまわない限りは、ひどいエージェントに遭遇することは稀なケースなのではないかと思われる。
(彼らのビジネスの性質上、年収が高い業界担当者に優先的に優秀な担当者を配置しているためだ。)
3) 年収の大幅増を狙うことができる
特に新卒で日系企業に就職した人の場合、手取りが20万円スタート、、なんていう会社も多いのではないだろうか。
コンサル業界でキャリアをスタートして良かったなと改めて思うのが、若手の時に他業界と比べて高給がもらえる点だ。
他の業界の友達が安い居酒屋で飲んでいるのを横目に、クルージングをしたり、高層ビルのラウンジで合コン三昧を送った日々が懐かしいが、あれはきっとコンサルで高給をもらっていたからこそ出来たことだと思う。
派手な生活を送るのが善だとは全く持って思わないが、それでも若手のうちに稼いでおくメリットは色々と考えられる。
白髪混じりの初老を迎えてから大金を受け取ったところで、もう過ぎ去った若い頃の時間は二度とは戻ってこないのだ。
・自己投資に回すことができ、30代以降のキャリアを飛躍させるアドバンテージになる
・充実した20代~30代前半を送ることができる
■まとめ
・第二新卒枠はコンサルの内定が取りやすい
・第二新卒の就職試験ではGDを受けなくて良い
・キャリアエージェントを活用して転職活動を有利に進めるべき
・若手で年収増を狙っているならばコンサル業界で高給を得てはどうか
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