いつでも思考できる道具を揃えている
仕事を考える上では、常に思考を開始できるツールが揃っているかどうかはとても大事な点だ。
ツールが我々の思考の幅や速さを規定しているとさえ私は思っている。
という訳で、我々コンサルタントが思考整理のために常に準備をしているツールを紹介したいと思う。
長年の間、外資系戦略コンサルティングファームで脈々と受け継がれて来た方法なので、ぜひあなたの仕事の生産性を高めるためにも取り入れてみていただければと思う。
・方眼紙ノート
我々コンサルタントは常に明快な回答を求められるので、常に頭の中からアイデアや解決策、問題分析結果を話すことができるように、思考を整理しておく必要がある。
そんな時に非常に役に立つツールが方眼紙ノートだ。色々なノートを試してみたが、やっぱり方眼紙が一番使いやすい。
複雑に絡み合っている問題を紐解きたい時、分かりやすいパワポを書くためのドラフトを起こしたい時、たてよこが整理されているノートだと、とても綺麗に考えがまとまるのだ。
自由にアイデアを出し尽くしたい時などには無地のノートでも良いし、ToDoを書きだすだけならば罫線だけのノートで良いかもしれないが、思考を整理する上では方眼紙ノートは欠かせない。
弊社の備品置き場には方眼紙ノートしか置かれておらず、他の紙を使って仕事をすることを会社自体が推奨していない。
これはきっと歴代のコンサルタントが仕事をしてきた結果、最も良いツールとして選ばれている証拠ではないかと考えられる。
・フリクションボールペン
ゲルインクボールペンや万年筆を使って仕事をしている人も多いかと思うが、私が推奨したいのはフリクションボールペンだ。私も常に2、3本のストックをしている。
よっぽど天才型のコンサルタントでない限り、頭に思い浮かんだ内容を一発で紙に起こすなんていうことは難しい。
仕事の性質上、考えをまとめるためには、あーでもない、こーでもない、と書いたり消したりを繰り返しながら、思考をまとめていく必要があるのだ。
そんな時に、いちいち書き間違えたり、書いた内容の一部を転用できずに、一から紙を起こしていたのでは、日が暮れてしまう。
コンサルタントの仕事はスピード感が命なので、書き換えができて、1秒でも早く考えをまとめられるようにぜひフリクションボールペンを使おう。
・レポートパッド(リーガルパッド)バインダー
仕事の性質上、クライアントから重要書類を受領することも多い。
また上述の方眼紙ノートを挟み込んで常に携帯できるのが、レポードパッドだ。
側のカバーだと値が張るのでなかなか手を出すことも難しいと思うが、文具の伊東屋が販売している自社オリジナルの合皮モデルならば2,000円程度で手に入るので、
初めて使い始める人はこのあたりから使い始めてみて、こだわりが出てきたら本革の製品を購入してみても良いかもしれない。私が使用しているレポートパッドは使用して数年経過しているため、とても味わいのある皮の質感が出てきて気に入っている。
■まとめ
思考を研ぎ澄ませるために、方眼紙ノートにフリクションボールペンでガンガン書き込んで情報やアイデアを整理し、レポートパッドで常に携帯することで、いつでも思考整理が実践できるようにする。
3か月後には、アウトプットの質が劇的に向上し、仕事の生産性も高まってくる。
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