就活

【実践編】フェルミ推定

今回は以前のエントリで紹介した、フェルミ推定を実際に解いてみたいと思う。

 

ケース面接ほど苦しむ受験者は多くないとは思われるが、

現役の戦略コンサルタントがどのようにアプローチしていくのかを、いま一度確認してもらえればと思います。

 

◼️お題:日本全国にある歯ブラシの本数は?

日本全国にある歯ブラシの本数を求めよ。

※生産中や倉庫に存在しているものは含めない前提で良いです。

(制限時間10分)

 

まずは下の模範回答を見ずに、読者の皆さんも考えてみてください。

どうしても糸口が見つからない、のいう場合には、ヒントなるアプローチを書いてみたので、まずはそちらを確認してみてください。

 

◼️アプローチ

ヒント1

まずはビジネス用と一般消費者用という切り口で考えてみましょう。

 

※この下のヒント2はほぼ回答なので、なるべく読まずに解いてみてください。

 

ヒント2

ビジネス用と一般消費者用では、算出ロジックが異なるはずです。

ビジネスで歯ブラシを主に消費する業界は何でしょうか。

一般消費者の場合、一人当たり複数の歯ブラシを持っていそうなセグメントはどこでしょうか。

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◼️模範回答

これはあくまでも、私ならばこのように回答するという例になります。

他に思い浮かんだ回答がもしあれば、コメント欄に記載いただければ、返事を記載させていただきますね。

 

まずは歯ブラシの消費主体をビジネスと個人(一般消費者)に分類します。

 

そしてビジネスで歯ブラシを主に消費する業界は、、といったらホテル産業ですね。

日本全国にあるホテルの全部屋に2本程度備え付けがあるはずです。

それなので、日本全国のホテルの客室数を算出する必要あります。

 

需要と供給という視点でまずは考えてみることにします。

日本における1日あたりのホテル宿泊需要はどの程度の数があるのでしょうか。

ニーズ別に考えてみると、個人旅行客、ビジネス目的の客が考えられますね。

 

まずは個人旅行客から。

日本の人口が1億3千万人。そして年に1回は国内の旅行に出かけることと仮定しましょう。

365日で割ると、約33万人ということになりますね。

 

次にビジネス目的の客はというと、日本の就業人口に対して10%を掛けた数とします。

1億2千万人×60%※1×10%×4/7※2=約410万人

 

個人客とビジネス客を合わせると約450万人の需要が1日であると分かります。

そして、ホテルにストックしている予備は恐らく1週間分はあると考えられます。

(歯ブラシ業者からの納品は週1程度と考えられるため)

 

よってホテルに備え付けられている歯ブラシの本数が450万×7=3,150万本程度ということになります。

 

※1 日本の人口はつぼ型ピラミッドになっており、20歳毎に人口を区切った場合に、

20歳~40歳、40歳~60歳の割合がそれぞれ30%ずつあると考えれられるため。

※2平日だけ宿泊するため

 

 

(平成27年3月末時点の旅館業の営業許可施設数は、7万8,898施設ということなので、

1ホテルあたりが備えている客室数はというと、大型の旅館施設などを除いて、

だいたいは7フロア程度あって、1フロアあたり7部屋はある感じですよね。

よって約8万と50室を掛け合わせた結果の400万室とすると、だいたいあっていますね。)

 

 

次に個人(一般消費者)が保持している歯ブラシの本数です。

まずは自宅に必ず1本ずつは歯ブラシを備えているはずですね。

それなので、単純に日本の人口分が単純に加算される形になります。

約1億2,000本としましょう。

 

 

そして個人で忘れてはいけないのが、複数本所有している場合です。

これは職場でランチ後に磨くようとして所持しているケースが当てはまるかと思います。

ここでは全労働人口のうち、きれい好きな人10%程度のが所持していることとしましょう。

 

1億2000万×60%×10%=720万

 

ここまでの算出結果を純粋に足し算してあげると、

3,150万+1億2000万+720万ということになるので、

約1億6000万本が日本に存在している、ということになりますね。

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■まとめ

いかがだったでしょうか。

必ずしも同じ結果になっている必要はもちろんありませんが、

これ位の細かさでブレイクダウンして算出できる必要はあります。

時間内に回答をまとめるところまで出来なかった場合には、

10分という限られた時間の中でどうには答えまでたどり着けるように、何度でも練習をしておきましょう。

 

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