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今回は、BCG(ボストン コンサルティング グループ)の会社概要・社風について、筆者の率直な感想も交えながら、紹介していきたいと思う。
マッキンゼーの会社概要・社風
マッキンゼーは、誰しもが知るグローバルのトップファームである。
BGCやベインでさえも、マッキンゼーの一人当たりコンサルタント単価には及ばない。
歴史のあるファームであり、1926年にシカゴ大学の経営学者のジェームズ・マッキンゼーが創設した。
そこにかの有名なマービン・バウアーが参画することで、それまで経験に基づくgray hairコンサルティングが当然と思われていた業界に、ファクトベース・コンサルティングの手法を持ち込んだ。
それによって経営経験が豊富な人材がコンサルティングを行うのが当然だと思われていた当時において、若手の人材であっても分析的なアプローチによって経営コンサルティングを行うことが可能となった。
現在では世界60カ国を超え、105拠点を展開している。在籍社員もグローバルで9,000人を超える。
日本法人としては1971年に東京にオフィスが作られた。Alumniとして有名な大前研一氏はオフィス解説当時のメンバーであり、日本オフィス代表も務めた。現在はでは日本オフィス単体でも300名を超えるスタッフが在籍している。
マッキンゼーは常に先進的な経営アプローチに挑戦し続けており、他ファームのそれとは一線を画している。最近では日本オフィスのプレゼンスが増してきており、エアン・ショー氏が2006年に来日して以降、勢いを増している。
選考プロセスは、他ファームとは異なり独自色が使い。まず筆記試験だが、北米ではマッキンゼー対策用の模擬試験問題が300ドル近い金額で取引されているほど、固有の試験対策が必要となる。
試験では高度な英語レベルとビジネス・イシューに関する理解力が求められるため、筆記試験の通過率が1割にも満たないと言われている非常に厳しい試験だ。
面接では当然ながら英語でケース面接が実施されるため、筆記試験・面接を通して英語力が求められる。
日本支社においては研究分野での貢献も大きく、アカデミックなカンファレンスへの登壇や、書籍販売も積極的に行っている。また非営利組織などへのサポートも積極的に手掛けており、ファーム出身者の中にはtable for twoの小暮真久氏など、マッキンゼー退職後に自身で非営利組織を運営するようになる人も多い。
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